女優/NPO法人 Ever Lasting Friends代表 田中美奈子さん

ママリブインタビュー:ママ紹介

女優/NPO法人 Ever Lasting Friends代表 田中美奈子さん
1967年、千葉県生まれ。1989年、カヴァー曲『涙の太陽』で歌手デビュー。以降、女優としても活動をスタート。映画やドラマで人気を博す。1999年に賛同人とともに動物愛護団体elfを設立。2007年にはNPO法人 Ever Lasting Friendsとなる。同年結婚、翌2008年に長女を出産、2009年に長男を出産し、現在は2児のママとして子育て真っ最中。同時に女優、動物愛護団体の代表としても活動している。愛玩動物飼養管理士、アロマセラピスト、トリマー(イギリス)、動物共生型住宅アドバイザーなどの資格を持つ。

オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/minako-tanaka/

インタビュー特集

"人間のエゴのしわ寄せが動物に!!日本の動物に対する考えの未熟さを海外で知った。

ママリブインタビュー 歌手としてデビューし、現在も話題のドラマや映画に出演し、女優としても活動されている田中美奈子さん。そんな田中さんが動物愛護団体Ever Lasting Friends(エルフ)を立ち上げるきっかけとなったことは、テレビ番組の企画だったという。 「最初はマレーシアのオランウータン保護センターに行ったんです。ペットとして飼われていて捨てられてしまったオラウータンを保護して自然に戻すというプログラムが行われていたんです。そこで感じたのが、人間のエゴによるしわ寄せが、ぜんぶ動物にきているんだということでした。しかもペットを飼いたがる国のナンバーワンが日本だったことに、とても責任を感じました」

何か出来る事はないかと模索しているときに、また同じ番組でイギリスにトリマーの資格を取りに行くという企画が持ち上がった。
「実はトリマーの資格に興味があったわけではなく、トリマー協会がボランティアとしてシェルターで保護されているワンちゃんのトリミングをして、1日も早く里親を探すという取り組みをされていたんです。資格を取得して、そのシェルターでお手伝いしたいと思って行きました」

またイギリスにはかつて、飼い主に何かトラブルが起こったときに動物を守るという法律や制度もあったという。ペットと生活していくことについての発想自体が日本とは違う。そういったところにも、今の日本の動物についての考え方を少しでも変えていきたいというきっかけとなったという。

私たち一人ひとりにできることは本当に小さい。 草の根運動から始まったエルフの活動。

ママリブインタビュー どうしたら本当の共生社会を築けるか?そう考えながら帰国。
もともと動物が大好きだったこともあるけれど、女優という仕事をしていたからこそできた体験だった。
「人生に偶然はないと思っているんです。どちらの国に行ったこともすべて必然だと思うんです。だからこそ、動物のことをやらなければという使命感を持ちました。帰国後、何から初めていいかわかりませんでしたが、いろんな団体の方に連絡して、見学させて頂いたり、泊まり込みで体験させて頂いた事もありました。無理せず、今の自分にできることから始めて行く事を決めました」

その強い思いが、賛同者を呼び、自らが代表者となる動物愛護団体エルフを立ち上げることに。その活動は里親探しやイベント、講演等一歩ずつ広がっている。
「日本はペット大国になっているにもかかわらず、未だに歩道に排泄物が落ちていたりしますよね。また自分のペットは大事だけれどそれ以外の犬や猫はどうでもいいという考えの方もいらっしゃったりします。日本ではペットのブランド化が起こっていて、ある犬種のブームが去って、別の犬種が流行り始めると、かつてブームだった犬種が動物実験に回されたり処分されたりしているんです。その事実を見て見ぬふりをするのではなく、行政と一人ひとりの意識変革をしていかなければならないと思っています」

もちろん並大抵のことではない!>
「私たちは小さい団体ですし、子供もいるので、独身当時と違ってなかなか全国を飛び回れませんが、可能な限り、現実を1人でも多くの方に知って頂く活動を展開し、問題提起をしています。それを知り、どう考え動くかは、御本人に委ねるしかありません。私達の活動が、何か一つのきっかけになれば良いと思います」

子どもと一緒に過ごす時期は限られているから。 その時間を大切に、できる限りのことをしたい。

ママリブインタビュー エルフをNPO法人にした年に、15年来家族ぐるみのつきあいがあったご主人と結婚。今は3歳の女の子と1歳の男の子のママだ。まだまだ手のかかる時期で、エルフの活動もできる範囲に抑え、女優の仕事もセーブしているという。
「40歳を過ぎての出産・子育ては精神的にも肉体的にも本当に大変。とくに子どもの年齢が近いと睡眠時間も削られて、"麻酔銃がほしい"とネットに書いていたママの気持ちがよくわかります(笑)。
子育てってこんなに大変だなんて思っていなかったので、実際に自分でやってみて、世の中のお母さんを本当に尊敬しました」

田中さんが仕事のときには、ご主人のご両親が子どもたちを預かってくれるという。 「子煩悩な両親で、お父さんは長女がまだ1歳の頃から二人で横浜デートを楽しんでくれていました(笑)。実は主人の妹の介護をずっと続けていることもあって、その苦労は計り知れないものがあります。命の大切さを人一倍理解されているお父さん、お母さんだからこそ、孫への愛情も深いものがあるのだと思います。そんな両親だからか、嫁姑問題も全くなく、本当に私は恵まれています」
そういう田中さんの子育てにはひとつの指針がある。子どもといつも一緒にいられる時間は限られている。だからこそ、その時間を大切にし、親として、子どものトラウマになるようなことはできる限り減らしてあげたいという。
「長女は繊細で、味覚も敏感。だから食べ物では本物の味を早くから食べさせるようにしています。またお稽古事なども、本人が朝起きたときに、眠くても行きたいと思うか、本当に楽しんでいるか、本人の気持ちを優先させて続けるかどうするかの判断をしています。逆に長男は、食欲旺盛で体力勝負といった感じなので、思い切り体を動かせる教室に通わせようと思っています。面倒だから姉弟同じところ、ではなく、大変でもそれぞれに合ったところに通わせてあげたいなと思います」

命に上下は無い。未来を担う子どもたちに伝えていきたい。

ママリブインタビュー 田中さんがイベントや講演などでよく話すのが、ガンジーの『国の偉大さ、道徳的発展は、その国の動物の扱いで判る』という言葉だ。今回の東日本大震災でも、日本はかなりの動物後進国だと感じたという。「現地に支援物資を持って訪れ、今月も行く予定ですが、避難所では動物と一緒に過ごすことができず、また食べ物さえ動物には行きわたらない状態を嘆く多くの飼い主さんと出会いました。確かに人が大事ではありますが、人とペットである動物は家族だからこそ、一緒に避難できる仕組みが早急につくられるべきだと痛感しています」

今、田中さんには思い描いている将来の夢がある。ひとつは、エルフの活動の一環として親子で、マレーシアのオラウータンセンター等、 田中さんが動物達とふれ合った世界各国を一緒に訪問し、現状を見てもらう事だ。
「今の子どもたちは未来の大人です。今はもう、言葉だけでなく、心もグローバルに広がっていかなければならない時代ですよね。エルフは動物愛護団体だけれど、動物のことだけではなく、命という大きなくくりで考え、本当の意味での"共生"を"命の大切さ"を考えられる環境も提供したいと考えています」

もうひとつの夢は、その環境を提供できる施設をつくることだ。エルフには大島に動物保護センターをつくるという目標がある。以前、ドラマの撮影で大島に滞在したことがあり、その広大な土地と自然は、動物と暮らしていくのにとてもいいと感じたという。
ママリブインタビュー 「今、大島では観光客も人口も減少傾向にあるそうです。島に人が遊びにくる、ペットと泊まれるホテルができる、動物と一緒に生活できる老人ホームができるなど、人間と動物とが共生できるモデルケースになる島にしたいと思っています。町長さんにお話しすると、『できるんでしょうか?』と驚かれていたんですけど、それによって交通も観光施設も、そして雇用も活性化される、大島にもメリットがあって、みんながよくならなければ意味がないと思っています。ただ今の時代、寄付を募るにも限界があるし、実現までには相当大変だと覚悟しています。もし私が何十億という資産家だったらすぐにでもやります!」
インタビュー後の質問

Q:質問

いま一番やってみたいことは?(仕事・子育て以外で)

A:答え

絵本をつくること。

Q:質問

健康や美容で気をつけていることは?

A:答え

新鮮なものを食べる。大変なことも面倒なことも楽しむ。 お化粧は徹底して落とす。

Q:質問

最近読んだ(観た)中でおすすめの本(映画)は?

A:答え

『香峯子抄』です。女性の生き方を学びました。

Q:質問

お気に入りの一品を教えてください。

A:答え

長女が初めて書いたママの似顔絵

Q:質問

気分転換の方法は?

A:答え

旅行。すごく美味しいものを食べることです。

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