ファッションモデル 道端カレンさん

ママリブインタビュー:ママ紹介

ファッションモデル 道端カレンさん
1979年生まれ、福井県出身。父親がアルゼンチン国籍を持つスペイン人とイタリア人のハーフ、母親が日本人。3姉妹の長女で、次女は道端ジェシカ、三女は道端アンジェリカ。中学3年のときに、雑誌「Seventeen」でモデルデビュー。10代の頃からストリートからハイメゾンまで幅広く着こなすファッションモデルとして活躍。現在も「In Red」(宝島社)や、「SAKURA」(小学館)へ出演している。2004年に長男、2007年に次男を出産。最近ではママとしての一面も生かし、テレビやトークショーに出演する他、環境や社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
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インタビュー特集

産後、1年以内にモデル復帰 人に"ゆずる"気持ちが芽生えた

ママリブインタビュー 15歳、中学3年生から地元・福井と東京を往復し、多くの大人と仕事をしてきた道端カレンさん。そのためか、プロ意識が強く、仕事に真面目だった。2人の男の子のママとなった今、20代の頃は人一倍自分に厳しく、周りの人に対しても厳しかったと振り返る。
「口には出さないけれども、撮影がスムーズにいかない時はその理由を考え、自分や周りのモデル、スタッフについても厳しく捉えていたと思います。子どもができてからは、仕事に対しても友人に対しても、"ゆずる"気持ちが芽生えてきました」

 小さな子どもたちと接することで、自分のペースよりも他の人のペースに合わせることに慣れ、何かが起こっても焦ることがなくなった、気持ちにゆとりができたという。
「人とお話しするときでも、子どもができる前は相手がイライラしているのが気になっていましたが、いい意味で気にならなくなりました。相手が忙しいんだろうな、疲れているのかもしれない。そう思えるのは自分がお母さんだからかなと思います。子どもを生んだ後って、すごく優しくなれるんです」

 一流のモデルとして最前線で活躍していた当時、妊娠し出産を決意。仕事を休むこと、子どもを抱えてモデルに復帰することに不安はなかったのだろうか。
「私が幼いころから、母が『女の人は必ず子どもを生みなさい。結婚はしなくてもいいけれど、子どもは生んだほうがいい』と言っていたのです。だから、実際に妊娠して子どもを生むときも、子どもがいてモデルを続けいくことは私にとってとても自然なことでした。ただ子供が増える、家族が増える。そんな気持ちでした」

自分流の子育てと、 母から譲り受けた子育てを実践

2004年に長男・ヒューゴ君を、2007年に次男・リラン君を出産。産後1年も休まずに仕事に復帰し、子どもたちと一緒にいられない時間もある。保育園や託児所、ベビーシッターさんに預けたり、お母さんに助けてもらったり。多忙な日々の中、子どもたちと接するときに、カレンさんが大切にしていることがある。
「忙しいとつい早口で話したり、上から目線で物を言うことがあるので、子どものペースを守るように気をつけています。上の子がマイペース、下の子は私と同じような性格。2人のペースはそれぞれ違います。たとえば食事の用意をしているときも、子どもたちが話しかけてきたら、『後にして!』と言い返しそうになりますが、できる限り話を聞いてあげるようにしています」

 子どもとの接し方、食事や健康面での配慮など、カレンさんの子育ては、お母さんの影響を受けているという。
「私は母の性格が好きです。母はとても自由な感じの人ですが、私が子どものときは、どの家もそうだと思いますが、子ども優先。きちんと母の愛情を感じていたと思います。食事面では、私の父親が外国人だったこともあり、子どもの頃から肉料理中心でした。お肉で育つと背が高くなる。それを信じて、息子たちもお肉中心の食生活にしています。運動面でも、筋肉を固める、身長が伸びなくなるような運動ではなく、水泳などのしなやかで美しい体をつくる運動をしてきました。そのお陰でモデルの仕事ができていると思います」

 カレンさんの息子さんはスイミングをはじめ、そしてカレンさん自身はジムやランの他に、ブラジルの格闘技・カポエイラを美容と健康のために月数回ほど続けている。
「ここ数ヵ月で背筋などが鍛えられ、後ろ姿がキレイになりました。レッスンでは、コアの筋肉を使いながら、ゆったりした動きで体を美しく動かします。マシンで筋トレをすると同じカタチしかできませんが、カポエイラではいろんな方向に体を動かしますが、自分の体重を自分で支えて軸をとっていきます。」

 決してハードな動きではなく、リラックスしながら動かしていく。その人自身を表現するような体の使い方に魅了されたという。そしてカポエイラは、カレンさんにとってストレスをため込まない、ストレスを感じたらすぐに発散させるいい手段にもなっている。

子どもたちとの時間と 自分の時間がいい影響を与え合う

最近、次男のリランくんがたくさんの言葉を話し始めた。カレンさんは忙しい中も、ふとした瞬間に子どもたちの成長に気づき、また親子の会話ひとつひとつを楽しんでいる。何も特別なことではなく、日常には、子どもたちに愛されてると思える瞬間がたくさんある。
「いつもは兄弟喧嘩をしている2人が、ひとつのブロックを一緒に完成させようとしている瞬間を見ると、すごくいいなぁと思ったりします。すぐにけんかになって全てが壊れていますけど。普通に御飯の時間にある些細なこと、例えば、ひとくち食べた瞬間、『わ、おいしい』と言ってくれたり、『にーっ』と笑ってくれたりするとすごく嬉しい。子どもなりに気を遣ってくれているのかもしれないですけれど...」

 そして、カレンさんは、2人の子どもたちには将来は優しい人になってほしいと願っている。
「人の痛みがわかる、強くて優しい人になってほしいです。強気な子ではなく、優しい子になってくれれば、後のことは何とかフォローできると思います。正しいことは正しいと言える、人に優しくできるってとても大切なことですから」
子どもたちの優しさは、母であるカレンさんを始め、周りの人からたくさん優しさを受けることで育っていくという。
「仕事でもプライベートでも、周りの人に本当に優しくしていただいています。そして、支えられています。だからこそ、子どもにも優しく接したいと思えるし、優しい人になってほしいと思うのでしょう」

 カレンさんは友達や男性と食事に行く時間も大切にしている。いろんな人と会えば会うほど、いろんなことが見えてくる。表層ではない深層にある思いやりや優しさ、強さなどを感じることができるのだ。人と出会うことで、子どもたちにもいい影響が出てくる。それは自分の時間を持つことをポジティブに思えるかどうかで違ってくる。

新しい活動のステージへ 身近なことから社会貢献をスタート

ママリブインタビュー 子どもを持つと、テレビの虐待ニュースやドラマの痛々しいシーンを見ていられなくなる。他のママと同じようにカレンさんも、毎日、子どもたちとの満たされた楽しい時間を過ごしながらも、不安や心配で胸が痛くなる。そんな日々を送るなか、偶然にも生協の情報誌でユニセフの活動を見学できると知ったカレンさんは、子どもたちと行く前の下見に行くことにした。
「ユニセフの建物にはアフリカでの赤ちゃんの体重の計り方、マラリアにならないために日本の企業が開発した蚊帳などが展示されていました。そして予防接種やワクチン注射を受けられずに亡くなる子どもたち、幼い頃から拳銃を持たされる子どもたち、母子感染でエイズに罹っても治療を受けられない子どもたちの悲惨な現状に、胸が締め付けられるような思いがしました」

 ユニセフに訪問するまで、子どものためのボランティア活動をしているところだというくらいの知識はあったが、具体的に何をしているところか知らなかったカレンさんは、その活動内容や世界の子どもたちの現状を知れば知るほど、ユニセフの活動の重要性を感じた。
「実は戦後の日本もユニセフに支援をしてもらっていました。ユニセフの活動は、一方方向ではなく双方向。私たちが助けてもらうこともあれば、誰かを助けることもできる。これは絶対、人に伝えなくてはと強く思い、ブログで情報を発信しました。」

 カレンさんが書いたブログ記事を目にしたユニセフ関係者から、何か企画があったときに一緒に参加してほしいと連絡があり、カレンさんはユニセフの活動に参加することになった。
「若い頃とは活動のステージが変わってきました。自分に子どもがいることで、何か始めることができる。私にできることは、まだまだ小さいことですが、行動を起こすことで、子どもたちの未来がよりよい方向に動き始めればと思います」

 道端カレンさんは今、ママとして、モデルとして、女性として、ひとりの人間として、これまで積み重ねてきた知識と経験を生かし、さらなる勉強を重ね、新たな活躍のステージへと進んでいる。
インタビュー後の質問

Q:質問

いま一番やってみたいことは?(仕事・子育て以外で)

A:答え

ポールダンスです。本物のダンスを見ると、魅惑的でカッコいい。セクシーな人になれそうです。

Q:質問

健康や美容で気をつけていることは?

A:答え

水を飲むだけでなく、フルーツを効果的に摂取して体を整えるようにしています。ベジフルビューティの資格も取得したいですね。

Q:質問

最近読んだ(観た)中でおすすめの本(映画)は?

A:答え

辻仁成さんの小説はどれも好きです。『人は思い出にのみ嫉妬する』の文庫本に、解説を書かせていただきました。

Q:質問

お気に入りの一品を教えてください。

A:答え

誕生日のプレゼントにいただいたパソコンです。

Q:質問

気分転換の方法は?

A:答え

気持ちがざわついているときは、運動に限ります。リフレッシュしていつも笑顔でいるようにしています。“笑う門には福来たる”です(笑)。

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